奥地の給油計画は、航続距離を控えめに見積もり、営業しているかを確かめたうえで立てます。次の給油所は閉まっていたり、燃料が切れていたり、地図で見るより遠かったりすることがあります。
実際に走れる距離を計算する
燃費は荷物を積んだ状態で測り、風、速度、砂地、坂道、エアコンの影響も見込みましょう。ほぼ空の状態で着く計画ではなく、予備の燃料を残しておくことが大切です。
燃料の種類を間違えないようにし、認可された補助タンクや携行缶(ジェリカン)を使う場合は、その仕組みを理解しておきましょう。
奥地の給油所を確認する
ロードハウス(幹線道路沿いの給油所兼食堂)の営業時間と、地元の最新情報を確認しましょう。次の確実な給油所まで予備の燃料を使いすぎそうなら、その都度給油しておきます。
カード端末やスマホ決済が使えると思い込まないでください。使える支払い手段を予備に用意しておきましょう。
- 実際の燃費を把握
- 給油所を確認済み
- 予備の燃料を確保
燃料を安全に運ぶ
燃料は必ず認可された容器に入れ、規定どおり立てて固定し、人が乗る空間の外に積みましょう。熱くなった容器に給油したり、火の気の近くに置いたりしてはいけません。
安全に運べる量より多くの燃料が必要なルートなら、ルートを変えましょう。
気にすべきは価格より航続距離
アウトバックのルートでは、給油所の間隔が300kmを超えることがあります。ロードハウスが閉まっていたり、在庫が切れていたり、通信が不安定なのにカード払いしか受け付けなかったりすることもあります。航続距離は地図ではなく、最悪の場合を想定して計画しましょう。
給油は必要になったときではなく、機会があるたびにしておきましょう。燃料計が半分以上あってもガソリンスタンドを通りかかったら継ぎ足す。この習慣が、立ち往生する事態を防ぎます。
給油所の間隔が本当に航続距離を超える場合は、認可された携行缶に予備の燃料を入れ、しっかり固定してガス抜きも正しく行いましょう。不適切な容器や居住スペースの中で燃料を運ぶのは厳禁です。
- 半分以上でも継ぎ足す
- ロードハウスは休業や在庫切れも
- 携行缶は認可品だけ
実際の燃費を割り出す
最初の2回の給油で給油量と走行距離を記録し、荷物を積んだ状態で実際にどれだけ燃料を使うかを計算しましょう。ルーフボックス、向かい風、長い上り坂、牽引、エアコンのためのエンジン稼働は、どれもカタログ値を大きく上回る原因になります。
実際の数字がわかれば、どの区間も必要なリットル数と金額が頭の中ですぐ出せます。燃料が漠然とした不安から、ふつうの計画材料に変わります。
タイヤの空気圧も大切で、荷物を積んだ状態に合わせて調整しましょう。波打った砂利道では空気圧を下げ、走り終えたら空気を入れ直すと、乗り心地も燃費もよくなり、タイヤの傷みも減ります。
- 最初の2回の給油で測る
- 空気圧は積載状態に合わせる
- 砂利道のあとは空気圧を戻す
価格差とポイントプログラム
燃料がいちばん安いのは州都とその郊外で、いちばん高いのは奥地のロードハウスです。その差はかなり大きいことがあります。とはいえ、割高だからといって給油を先延ばしにするのは禁物です。奥地でガス欠になるほうが、はるかに大きな問題になります。
スーパーと連動した割引制度や、最新の価格がわかる燃料アプリは、都市部や地方の町ではしっかり節約になります。ただし奥地に入ると選択肢がないので、ほとんど意味がありません。
奥地ではハイオクより軽油(ディーゼル)のほうが手に入りやすいのが一般的で、アウトバックのルートでディーゼル車を選ぶ現実的な理由のひとつになります。
- 奥地の割高ぶりはかなり大きい
- 燃料アプリは町で有効、奥地では無力
- 奥地では軽油が手に入りやすい
旅を削らずに総額を減らす
いちばん大きな節約は、無駄な走行距離を減らすことです。近い立ち寄り先をまとめ、来た道を戻らず、10日で大陸をきちんと横断するのは無理だと割り切る。そのほうが、どんな運転テクニックよりも節約になります。
一定の速度で走ると多少は燃費がよくなります。背の高い車では、時速90km前後を超えると10km/hごとに燃料の消費がはっきり増えます。長い直線で速度を落とせば、燃料の節約と疲労の軽減が同時にかないます。
使わないときはルーフボックスやラックを外しましょう。長旅では、空のルーフラックによる空気抵抗もばかにならないコストで、しかも完全に避けられるものです。
- テクニックより走行距離を減らす
- 背の高い車ほど速度が燃費に響く
- 使わないルーフラックは外す
奥地の給油所での支払い
奥地のロードハウスには、途切れがちな衛星回線なのにカード払いしか受け付けないところもあれば、現金しか使えないところもあります。片方しか持たずに着いたせいで、タンクに燃料があるのに給油できず立ち往生した人もいるので、両方を用意しましょう。
奥地では、フューエルカードやポイントプログラムはほとんど役に立ちません。大事なのは、通信がつながらないときでも使える支払い手段を持っていることです。
最初の1週間は、給油した場所と価格をメモしておきましょう。燃料が繰り返しの心配ごとから、予定を立てられる予測可能な出費に変わります。
奥地のロードハウスは、閉まっていたり、在庫が切れていたり、カードを処理できなかったりすることがあります。次の給油所で給油できないかもしれない前提で、航続距離を計画しましょう。
- 現金とカードの両方を持つ
- 衛星回線の決済は途切れる
- 奥地ではポイントは無意味
ルート上のスポット
よくある質問
アウトバックの給油所はどのくらい離れている?+
主要なアウトバックのルートでは数百km、未舗装のトラックではさらに離れています。ロードハウスは燃料が切れたり、早く閉まったり、カードのシステムが止まったりするので、予定している給油所の次の給油所までたどり着ける航続距離で計画しましょう。
オーストラリアで携行缶は必要ですか?+
はい、奥地のルートなら必要です。きちんと認可された容器を使い、居住スペースの外に積みましょう。町と町を結ぶ舗装されたハイウェイなら、余計な重さになるだけです。
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



