はい、ただし土地の管理者が認めている場所に限られます。車を停められる場所ならどこでもキャンプしてよい、という全国共通の権利はありません。無料キャンプが合法なのは、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州のほとんどの州有林、南オーストラリア州の公有地(Crown land、最長21日)、キャンプ可と表示している自治体のサイト、一晩の停車がルールで認められた休憩所です。国立公園のキャンプ場は多くが有料か予約制で、ビクトリア州のSurf Coast Shireのように、車内で寝た人に罰金を科す海沿いの自治体もあります。
無料キャンプが合法な場所:東部の州
ニューサウスウェールズ州では、CumberlandとStricklandを除くすべての州有林で、最長4週間まで先着順の無料キャンプができます。国立公園のキャンプ場には、キャンプ料金は無料でも予約が必要なところがあり、予約には6豪ドルかかります。
ビクトリア州では、水路から少なくとも20メートル離れていれば、州有林のほぼどこでも連続28泊までキャンプできます。King HutなどParks Victoriaのキャンプ場の一部は、無料で予約も不要です。
クイーンズランド州の公園と州有林には無料キャンプがなく、どのキャンプサイトにも有料の許可証が必要です。無料で泊まれるのは、キャンプを認めている自治体のキャンプ場です。道路沿いの休憩所には、標識で別の指示がない限り最長20時間停まれますが、州は休憩所をキャンプ場ではないとしています。
タスマニア州では、自治体の無料キャンプ場(許可証と滞在期間の上限は自治体ごと)や、サウスウェスト国立公園の無料キャンプ場(入園にはパークパスが必要)を使えます。Sustainable Timber Tasmaniaの土地の大半でも、標識で禁止されていなければキャンプできます。
| 州 | 無料の選択肢 | 主な制限 | ルールを決める機関 |
|---|---|---|---|
| ニューサウスウェールズ州 | 州有林、一部の料金なしの公園キャンプ場 | 州有林は4週間まで。料金なしの公園キャンプ場も通常A$6の予約料が必要 | Forestry Corporation、NPWS(NSW州の国立公園野生生物局)、自治体 |
| ビクトリア州 | 州有林、一部の無料の公園キャンプ場 | 28泊まで、水路から20m以上 | DEECA(ビクトリア州のエネルギー・環境・気候行動省)、Parks Victoria、自治体 |
| クイーンズランド州 | 認めている自治体のサイト | 休憩所は標識がなければ20時間まで停車可、キャンプ扱いではない | 自治体、Transport and Main Roads(州の交通・道路局) |
| 南オーストラリア州 | 公有地、一部の自治体のサイト | 公有地は21日まで | Department for Environment and Water(州の環境・水省)、自治体 |
| 西オーストラリア州 | 宿泊可の標識がある休憩所 | 連続24時間まで。それ以外の場所は承認が必要 | Main Roads WAと自治体 |
| タスマニア州 | 自治体のキャンプ場、無料の公園のキャンプ場、林業用地 | 上限は自治体ごとに異なり、セルフコンテインド車のみの場合が多い | 自治体、Parks and Wildlife Service(州の公園野生生物局)、Sustainable Timber Tasmania |
| ノーザンテリトリー | 一晩のキャンプ可として掲載された休憩所 | 掲載の休憩所で24時間まで。一部は有料 | NT政府、自治体 |
| オーストラリア首都特別地域(ACT) | なし | 車でのキャンプは予約したキャンプ場のみ | ACT Parks and Conservation Service |
無料キャンプが合法な場所:南部・西部・中央部
南オーストラリア州では、公有地なら承認なしで最長21日までキャンプできます。ただし車は既存の道だけを走り、薪の採集も禁止です。国立公園のキャンプサイトは事前の予約と支払いが必要です。例外はMunga-Thirri Simpson Desertの各公園で、代わりにDesert Parks Passが必要になります。
西オーストラリア州では、認可されたキャンプ場以外でキャンプするには承認が必要です。そのため無料で泊まれるのは、連続24時間までの滞在が標識で認められた休憩所です。
ノーザンテリトリーは道路沿いの休憩所を1か所ずつ掲載していて、24時間の宿泊キャンプ可と示された休憩所でしかキャンプできません。公園のキャンプ場はオンラインで予約し、旅行者はパークパスも必要です。
ACTには無料キャンプがまったくありません。車でのキャンプは整備されたキャンプ場でしか認められず、どこも事前予約制です。許可なく公有地のほかの場所でキャンプすると、最大20ペナルティユニットの罰則が科されることがあります。
駐車の許可はキャンプの許可ではない
合法な駐車スペースでも、寝ること、キャンプの設営、一晩の滞在が禁止されていることがあります。「キャンプ禁止」の標識がないことだけで判断せず、一晩の滞在をはっきり認める表示、時間制限、車両の制限を確認しましょう。
駐車した車の中で寝ることを全面的に禁止している自治体もあります。ビクトリア州の海岸にあるSurf Coast Shireでは、区域内のどこであれ車内で寝ると、その場で300豪ドルの罰金が科されます。
- 明確な許可を確認
- バンでの就寝も禁止の場合あり
- 土地の管理者を確認
道路脇でキャンプできる?
たいていできません。例外は、キャンプを認めている休憩所です。クイーンズランド州は州管理道路でのキャンプを禁止していますが、疲労対策として休む場合は例外です。その条件は、午後4時から午前8時までのあいだであること、市街地の外であること、縁石から200メートル以上かつ車線から9メートル以上離れていること、標識で禁止されていないこと、高速道路や有料道路ではないこと、そして火も発電機も使わないことです。
西オーストラリア州のMain Roadsは、一晩の停車を認める標識がない休憩所での宿泊を認めていません。Service NSWも休憩所はキャンプ用ではないとしていますが、2026年7月の計画実務ノートには、標識で別の指示がない限り休憩所でのキャンプが認められる場合がある、と書かれています。
一晩の停車が認められている場所でも、過ごすのは車内だけにし、トラック用のスペースは大型車のためにあけておき、朝には出発しましょう。
- 路肩ではなく休憩所で
- トラック用スペースはあけておく
- 朝には出発する
罰金の決まり方
罰則は土地の所有者が決めるため、大きく異なります。NSW州の国立公園でキャンプエリアの外にキャンプすると、最大30ペナルティユニットです。ACTでは、許可なく公有地を使うこと(キャンプを含む)に最大20ペナルティユニット(個人は3,200豪ドル)が定められています。南オーストラリア州の公有地を不正に使うと、315豪ドルの反則金が科されることがあります。
自治体の罰金は各自治体が決めるため、金額は自治体ごとに違います。自治体のウェブサイトか現地の標識で確認しましょう。
- 罰則は土地の所有者が決める
- 自治体の罰金は地域ごと
- 到着したら標識を撮影
セルフコンテインドの車
自治体によっては、車載トイレと汚水タンクを備えたセルフコンテインドの車に限って無料キャンプを認めています。何が該当するかは自治体ごとに定められているので、ポータブルトイレで足りると考える前に、その条件を確認しましょう。
セルフコンテインドなら泊まれるサイトが増えることはありますが、滞在期間の上限がなくなるわけではありません。標識にある上限はそのまま適用され、汚水を流せるのは汚水廃棄場(Dump Point)だけです。
- セルフコンテインドのルールは自治体ごとに違う
- 滞在期間の上限はそのまま
- タンクを空にするのは汚水廃棄場だけ
マナーが無料サイトを守る
無料サイトは、ごみ、汚水、騒音、混雑が原因で、閉鎖されたり有料になったりすることがあります。
遅めに着いて早めに出発し、痕跡はできるだけ残さないようにしましょう。ごみはすべて持ち帰り、トイレがある場所ではトイレを使います。サイトが満員なら、草木の上や近くの路上に新しい区画を勝手に作らないでください。
- 痕跡を残さず、早めに出発
- ごみはすべて持ち帰る
- 満員なら泊まらない
停める前に確認
判断の基準になるのは、現地の標識と土地の管理者のウェブサイトです。キャンプアプリや利用者の投稿リストは候補探しには役立ちますが、サイトが閉鎖や禁止になっていた場合の言い訳にはなりません。
リストと標識が食い違うときは、標識に従いましょう。どうしても迷うなら、低料金の自治体のキャンプ場やショーグラウンド(地域の催事場)が近くにあることが多く、少しの料金で悩まずに済みます。
到着したら標識を撮影しておきましょう。費用はかからず、あとで違反通知に異議を申し立てることになったとき、いちばんの証拠になります。
- リストより標識を優先
- 迷ったら安いキャンプ場へ
- 標識を撮影する
ルート上のスポット
出発前に確認
ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。
- Forestry Corporation of NSWのキャンプ
- NSW National Parksのキャンプ場
- ビクトリア州の州有林でのキャンプ
- Queensland Parksのキャンプ予約
- クイーンズランド州の休憩所
- Transport Infrastructure (State-controlled Roads) Regulation 2017(交通インフラ(州管理道路)規則)
- 南オーストラリア州での公有地の利用
- WA州のキャラバンパーク以外でのキャンプ
- Main Roads WAの長距離運転ガイド
- NTの道路沿いの休憩所
- Sustainable Timber Tasmania:管理地を訪れる方へ
- ACT Parksの宿泊先
- Service NSWの休憩所検索
- Surf Coast Shireの駐車規則
- Main Roads WAの休憩所の方針
- NSW National Parks and Wildlife Regulation 2019(国立公園・野生生物規則)
- NSW州のキャラバンパークとキャンプ場に関する実務ノート(2026年7月)
- ACT Public Unleased Land Act 2013(公有未貸与地に関する法律)
- Parks Victoria:アルパイン国立公園での分散キャンプ
- サウスウェスト国立公園のキャンプ
- Northern Midlands CouncilのRVフレンドリーな町
- Central Coast Councilのキャンプ場
- NT Parksのキャンプ
- Queensland Parksのキャンプに関するFAQ
- National Parks SAの予約に関するFAQ
よくある質問
オーストラリアで無料キャンプは合法ですか?+
はい、ただし土地の管理者が標識や常設のルールで認めている場所に限られます。車を停められる場所ならどこでもキャンプしてよい、という全国共通の権利はありません。主な合法の選択肢は、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州のほとんどの州有林、南オーストラリア州の公有地(最長21日)、キャンプ可と表示している自治体のサイト、一晩の停車がルールで認められた休憩所です。国立公園のキャンプ場は多くが有料か予約制です。
オーストラリアで、道路脇でキャンプできますか?+
たいていできません。道路沿いで泊まれるのは、西オーストラリア州の標識がある24時間停車可の休憩所のように、ルールや標識が一晩の停車を認めている休憩所に限られます。クイーンズランド州は、標識で別の指示がない限り休憩所に最長20時間停まれるとしていますが、休憩所はキャンプ場ではないとしています。また州の道路でのキャンプは、午後4時から午前8時の疲労対策という限られた例外を除いて禁止です。
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



