オーストラリアは、切り詰めても、快適にも、贅沢にも旅できます。ただ、実際の総額を決めるのは、どれだけ頻繁に移動するかです。時点を明記した目安の金額は、食費、宿泊費、現地の交通費、控えめなアクティビティ代を合わせたもので、長距離の移動は含みません。

AUD

10通貨での価格表

時点を明記した費目ごとの価格から組み立てた、1日の合計額の例です。長距離の移動、車のレンタル、国際線の航空券は別です。

価格の確認日 2026年8月12日換算はRBA(オーストラリア準備銀行)のレートを使用。基準日 2026年8月12日
項目AUDNZDUSDGBPEURCNYINRSGDJPYKRW
節約型のキャンプ旅・ホステル泊1人1日A$85–A$135NZ$102–NZ$162$60–$95£44–£71€52–€83元 405–元 643₹5,727–₹9,096SGD 77–SGD 122¥9,568–¥15,197₩84,964–₩134,943
ミックス型の個人旅行1人1日A$160–A$260NZ$193–NZ$313$113–$184£84–£136€98–€159元 762–元 1,239₹10,781–₹17,519SGD 145–SGD 235¥18,011–¥29,268₩159,933–₩259,891
ホテルに泊まる快適なロードトリップ1人1日A$290–A$520NZ$349–NZ$626$205–$367£152–£272€178–€318元 1,382–元 2,477₹19,540–₹35,038SGD 262–SGD 470¥32,645–¥58,536₩289,878–₩519,782
2週間の節約旅1人あたりA$1,190–A$1,890NZ$1,432–NZ$2,274$840–$1,335£622–£988€729–€1,157元 5,669–元 9,004₹80,182–₹127,348SGD 1,076–SGD 1,709¥133,958–¥212,757₩1,189,500–₩1,889,206
4週間のミックス型の旅1人あたりA$4,480–A$7,280NZ$5,391–NZ$8,760$3,163–$5,140£2,342–£3,806€2,743–€4,457元 21,342–元 34,680₹301,862–₹490,526SGD 4,052–SGD 6,584¥504,314–¥819,510₩4,478,118–₩7,276,942

各通貨の金額はAUD建ての基準価格を機械的に換算したもので、カードや現金での実際のレートではありません。銀行や決済サービスは独自のレートと手数料を適用します。

01

1日の予算は費目ごとに積み上げる

まず寝る場所かキャンプサイトの料金を出し、そこに食料品、外食、現地の交通費、有料の体験にかかる平均的な費用を足していきます。費目を分けておけば、どれかひとつが変わったときにも見積もりを直しやすくなります。

車で旅するなら、燃料費は1日の予算に紛れ込ませず、走行距離と燃費から計算しましょう。1泊の料金が同じでも、駆け足でオーストラリアを一周すれば、ゆっくりした旅より費用はかさみます。

02

オーストラリア全体の平均があてにならない理由

シドニー、へき地のロードハウス(幹線道路沿いの給油所兼食堂)、乾季の熱帯の町、スクールホリデー中のビーチは、どこも一般的な地方の目安を上回ることがあります。反対に、キャンペーンや長期滞在で安くなることもあります。

表はシナリオを比べる道具として使い、実際に行きたい日程とルートの見積もりに、1行ずつ置き換えていきましょう。

覚えておきたいこと
  • 実際の日程で料金を調べる
  • 車のレンタル代は別に計算
  • 緊急用の予備費を残す
03

予定が変わっても崩れない予算

合法的に泊まれる有料の選択肢を少なくとも1つ確保し、燃料を満タン1回分余分に入れられるお金も残しておきましょう。無料キャンプにしても、シャワー、洗濯、水、修理、ときどき設備の整った場所でひと息つく1泊が不要になるわけではありません。

実際の出費は数日ごとに見直しましょう。1週目の小さなずれを直すほうが、4週目に旅のいちばんの楽しみをキャンセルするよりずっと簡単です。

04

お金は実際どこに消えるか

たいていのロードトリップでは、費用が大きい順に車、燃料、食費、キャンプ場、アクティビティとなります。キャンプ場代は思っているより小さく、燃料費はずっと大きいのが普通です。だからこそ、安いキャンプ場を選ぶより、ゆっくりしたルートを選ぶほうが節約になります。

予算がずれてきたら、この順番を見れば見直す場所がわかります。40豪ドルのキャンプ場を無料にしても、500kmの寄り道を1回やめるほどの節約にはならず、そのうえシャワーも浴びられなくなります。

アクティビティも、目立たないけれど大きな費目です。リーフツアー、ウルル(Uluṟu)上空の遊覧飛行、キンバリーのクルーズは、どれも1回で普通の旅の数日分になることがあります。本当に価値があると思うものを、あらかじめ2〜3個に絞っておきましょう。

覚えておきたいこと
  • 燃料費は宿泊費より大きいのが普通
  • 寄り道1回でキャンプ場代の何泊分にも
  • 大きなアクティビティは事前に決める
05

現地に着いてから見えてくる費用

レンタル車の免責額を下げるオプション、乗り捨ての回送料金、現地のSIM、いくつかの州の国立公園パス、カードで押さえられる保証金(ボンド)は、どれも実際にかかるお金なのに、1日の予算にはまず含まれていません。合わせると、2週間で数百豪ドル増えます。

特に見落としがちなのが公園のパスです。いくつかの州では、キャンプ料金とは別に車両の入園料がかかります。訪れる公園が3か所以上になるなら、毎回入園料を払うより、複数の公園で使えるパスのほうがたいていずっとお得です。

州境の検疫にも、小さな費用がかかります。州境で処分する青果は、越える前に買えば二重の出費になるので、買い物は越えてからにしましょう。

覚えておきたいこと
  • 免責額を下げるオプションも実費
  • 入園料は別のことが多い
  • 買い物は検疫のある州境を越えてから
06

現実的な1日の予算、3つの目安

ほとんど自炊し、無料キャンプ場と安い国立公園のサイトを組み合わせ、移動距離もほどほどにする節約型の旅なら、長距離の移動を除いて1人1日80〜130豪ドルほどで計画できます。

3泊に1泊はキャラバンパークに泊まり、ときどき外食し、有料のアクティビティもいくつか入れるミックス型なら、およそ160〜260豪ドルです。キャビンに泊まり、レストランで食事することが多い快適さ重視の旅は、これを大きく上回ります。

どの目安にも、車そのもの、航空券、タスマニア州へ渡る費用は含まれていません。どれも金額の大きい固定費で、1日の平均をゆがめてしまうので、別に見積もりましょう。

覚えておきたいこと
  • 節約型は1日80〜130豪ドル
  • ミックス型は160〜260豪ドル
  • 車の費用は別に見積もる
07

現地でお金を上手に使うコツ

タッチ決済のカードは、地方の小さなカフェを含めてほぼどこでも使えます。2026年10月1日から、eftpos、Mastercard、Visaの支払いに事業者がカード手数料を上乗せすることはできなくなりました。無人販売の料金箱(honesty box)、道端の直売所、へき地のロードハウスの一部では、今も現金が必要です。

目立たないのに、じわじわ効いてくるのが海外取引手数料です。トラベルカードや手数料のかからない銀行のカードを使えば、1か月でかなりの節約になります。端末に表示される自国通貨での支払い(DCC)を選びたくなることもなくなります。DCCのレートは、必ず不利になります。

旅の予算とは別に、緊急用の資金を少し確保しておきましょう。予定外の出費があっても、払えるかどうかで悩まずに済むことこそが、この資金の意味です。

覚えておきたいこと
  • eftpos・Mastercard・Visaは手数料の上乗せなし
  • 無人販売所用に現金を用意
  • 自国通貨での支払い(DCC)は断る
MAP

ルート上のスポット

SydneyMelbourneBrisbanePerthRegional Australia

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

2026年のオーストラリア旅行、費用はいくら?+

総額を何より大きく左右するのは距離です。お金の大部分は、燃料と国内線の航空券に消えるからです。交通費、宿泊費、食費について、時点を明記したオーストラリアドル建ての目安を、10の通貨に換算して紹介しています。

オーストラリア旅行は物価が高いですか?+

はい。特に宿泊、外食、長距離の移動は高くつきます。キャンプと自炊にすれば高くはなくなるため、キャンプ旅とホテル泊の旅の費用差が、オーストラリアではほかの国より大きく開きます。

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