オーストラリアの道路標識は、形も色も見慣れたものが中心です。それでも、法的な指示なのか、危険を知らせる警告なのか、推奨速度なのかは見分けられるようにしておく必要があります。工事などによる臨時の交通規制も、常設の標識と同じくらい大切です。

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規制標識

Stop(止まれ)、Give Way(譲れ)、制限速度、Keep Left(左側を通行)、No Entry(進入禁止)、右左折の禁止、ラウンドアバウト(環状交差点)、シェアードゾーン(歩行者と車が道路を共有する区域)の標識は、法的な義務を示しています。Stopの標識では、完全に停止しなければなりません。

Give Wayでは減速し、必要なら停止したうえで、その交差点の優先ルールに従って進みます。

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警戒標識と推奨速度

警戒標識は、カーブ、車線の合流や減少、動物、未舗装の路面、フラッドウェイ(Floodway、冠水することがある道路区間)、踏切などを知らせます。表示されている最高速度が同じでも、こうした危険があれば運転の仕方を変えましょう。

規制標識の制限速度と、カーブや坂の頂上の手前に表示される推奨速度は別のものです。道路の状況と自分の車に合わせて、速度を落としましょう。

覚えておきたいこと
  • 形と色で見分ける
  • 推奨速度を目標にしない
  • 夕暮れ時は動物に注意
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道路工事とロードトレイン

道路工事の現場では、臨時の制限速度、信号、交通誘導員の指示に必ず従いましょう。前に通ったときとは状況が変わっていることもあります。

トラックに付いている黄色の「ROAD TRAIN」や「LONG VEHICLE」のパネルは、その車両自体を示す表示です。十分に距離をとり、このパネルを道路脇の指示標識と取り違えないようにしましょう。

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ほかの国ではあまり見かけない標識

川や水路を横切る道路には、フラッドウェイの標識と水深を示すポールが立っていて、ポールの目盛りの数字で水の深さがわかります。水深がわからないときや、水が流れているときは、絶対に進入しないでください。

Grid(グリッド)の標識は、キャトルグリッド(家畜の脱走を防ぐ路面の格子)があることを知らせるもので、スピードを出したまま通ると大きな衝撃を受けることがあります。Open Range(放牧地)や家畜注意の標識は柵のない道路であることを示し、いつ動物が車道に出てきてもおかしくありません。

トラックに付いているROAD TRAINやLONG VEHICLEの標識は、全長最大53.5メートルの連結車両であることを示しています。道路脇の指示ではなく車両に付けられた表示なので、戸惑う旅行者も少なくありません。

覚えておきたいこと
  • フラッドウェイのポールで水深を確認
  • Open Rangeは柵のない放牧地
  • ロードトレインの標識はトラックに
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速度標識と可変式の制限速度

制限速度は時速(km/h)で表示されています。速度標識がない場所では、市街地以外の標準の制限速度は、ほとんどの州で100km/h、西オーストラリア州とノーザンテリトリーでは110km/hです。110km/hの標識が立つ幹線道路もあります。ノーザンテリトリーで130km/hが認められているのは、スチュアート、バークリー、ビクトリア、アーネムの各ハイウェイのうち、標識でそう示された区間だけです。

電光掲示板や電子式の速度標識は常設の標識より優先され、道路工事の現場、トンネル、スクールゾーン(学校周辺の速度規制区域)でよく見かけます。工事区間の制限速度は、作業している様子がなくても適用されます。

カーブ手前の黄色い標識が示す推奨速度は法的な制限ではなく、良い条件で走る乗用車を基準にした数字です。荷物を積んだキャンピングカーや、キャンピングトレーラーを牽引している車なら、安全な速度はさらに下がります。

覚えておきたいこと
  • 標準の制限速度は州ごとに違う
  • 電子標識は常設の標識より優先
  • 黄色の推奨速度は乗用車が基準
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野生動物と疲労運転の標識

カンガルー、ウォンバット、ヒクイドリ、ラクダを描いた動物注意の標識は、実際に衝突の危険がある場所に立っていて、特に明け方と夕暮れ時に危険が高まります。ただの飾りと思わず、速度を落とす合図として受け止めましょう。

Driver Reviver(ドライバー向けの無料休憩所)や休憩所の標識は、疲れたときに止まれる場所を示していて、長いルートでは次の休憩所までの距離が書かれていることもよくあります。無理に走り続けず、こまめに利用しましょう。

へき地のルートには、次の給油所や給水所までの距離を示した標識が立っていることがあります。ただの目安と思ってはいけません。ナラボー平原やアウトバックでは、旅の成否を左右する情報です。

覚えておきたいこと
  • 動物の標識は実際の衝突多発地点
  • 休憩所の標識で次までの距離を確認
  • 給油所までの距離は必ず確認
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距離標と位置を示す標識

へき地で緊急通報をするとき、現在地を伝える手がかりになるのが、道路脇の距離標や位置参照標識です。電話をかける前にいちばん近い標識を控えておけば、大幅に時間を節約できます。

多くの幹線道路には、次の給油所、給水所、休憩所までの距離を示す標識があります。アウトバックのルートでは雑学ではなく計画に欠かせない情報で、道路上でいちばん役に立つ標識であることも少なくありません。

運転初日の前に、10分ほど標識のガイドに目を通しておきましょう。見慣れない標識を走りながら見分けるのは、前もって覚えておくよりずっと難しいものです。

覚えておきたいこと
  • 通報の前に距離標を確認
  • 給油所までの距離は計画の材料
  • 位置の標識が救助の手がかりに
MAP

ルート上のスポット

QueenslandNorthern TerritoryRoadworksRemote highways

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

旅行者が知っておくべきオーストラリアの道路標識は?+

ほかの国にはない標識です。フラッドウェイと水深を示すポール、ロードトレインの警告、カンガルーや家畜の標識、カーブ手前の黄色い推奨速度がこれにあたります。Gridや柵のない放牧地の標識は、道路に動物がいるかもしれないという意味です。

フラッドウェイの標識はどういう意味ですか?+

道路が川や水路を横切っていて、予告なく冠水することがあるという意味です。そばに立つ水深標で深さがわかります。ルールは全国共通で、「冠水していたら渡らない(If it's flooded, forget it)」です。オーストラリアの洪水による死亡事故の多くは、車に乗っている間に起きています。

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