オーストラリアの交通ルールは全国でおおむね共通ですが、法律を定めているのは各州・準州です。標準の制限速度、携帯電話の使用が認められる例外、Pプレート(取得して間もない初心者向けの免許)の制限、牽引のルール、海外の免許で運転できる期間は、州境を越えると変わることがあります。

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全国のモデル規則と州ごとの法律

全国共通のひな形になっているのが、オーストラリア道路規則(Australian Road Rules)です。各州・準州はこれをもとに独自の法律を定め、改正もそれぞれ別に進めています。そのため、どんなにまとまった解説でも、その州の当局が示す最新のルールの代わりにはなりません。

標識に表示された速度、免許の条件、車種ごとに決められたより低い制限は、一般的な標準ルールよりも常に優先されます。

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標識がない場所の制限速度の例

クイーンズランド州とビクトリア州では、市街地が50km/h、市街地以外が100km/hとされています。西オーストラリア州は、市街地が50km/h、郊外の道路(open road)が110km/hです。

ノーザンテリトリーは一般的に、市街地が60km/h、市街地以外が110km/hです。ただし、より低い速度が公示されている市街地もあります。指定された幹線道路には、標識で130km/hと表示された区間もあります。

覚えておきたいこと
  • 標識の表示に従う
  • 州境を越える前に確認
  • 車種ごとの制限を守る
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ほかにも押さえておきたい違い

携帯電話の使用が認められる例外、Lプレート(練習用の仮免許)やPプレートの条件、牽引時の制限速度、海外の免許から現地の免許への切り替えが必要になるまでの期間も、州ごとに違います。さらに、レンタカー会社が独自に、走ってはいけない道路をより厳しく決めていることもあります。

出発前に各州の当局のページを保存しておき、車や免許の状況が変わったとき、別の州に入るときには見直しましょう。

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そもそもなぜルールが違うのか

オーストラリアの交通法規は、国ではなく各州・準州が定めています。オーストラリア道路規則はあくまでモデルで、各州はそれぞれ手を加えて採用しています。そのため、土台は共通でも、細かいところは州ごとに違うのです。

実際の運転にかかわるのは、標準の制限速度、携帯電話の例外、牽引の制限、免許の条件、さらには一部の標識です。どれも州境を越えると変わり、そのことを知らせる案内がないことも少なくありません。

いくつもの州をまたぐ旅では、この違いが効いてきます。ひとつの州のルールが全国で通用すると考えず、ルート上の州・準州ごとに確認しておきましょう。

覚えておきたいこと
  • 交通法規は各州が定める
  • 州境で予告なくルールが変わる
  • ルート上の州をひとつずつ確認
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うっかり違反しやすい違い

市街地以外の標準の制限速度は100〜110km/hで、ノーザンテリトリーの指定区間は130km/hです。市街地の標準速度も違い、ノーザンテリトリーでは50km/hではなく60km/hです。

牽引時の制限速度も州によって違います。西オーストラリア州では牽引中の上限が100km/hで、ほかの州では車両の重量にもとづいて制限が決まります。大型車の後ろを走るときの車間距離のルールも、州ごとに異なります。

携帯電話のルール、LプレートやPプレートの制限、海外の免許の扱いも州によって違い、知らずに違反すれば実際に罰則を受けることになります。

覚えておきたいこと
  • 郊外の制限速度は100〜130km/h
  • 牽引の制限は州ごとに違う
  • ノーザンテリトリーの市街地は60km/h
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州境を越えるときに起きること

いくつかの州境には検疫の検問所があり、生の青果、はちみつ、植物、土の持ち込みが制限されています。違反すれば罰金の対象になり、探知犬を配置している検問所もあります。

州境によって、時刻が変わるところと変わらないところがあります。サマータイム(Daylight Saving)も、実施している州としていない州に分かれます。クイーンズランド州、ノーザンテリトリー、西オーストラリア州は実施していないため、夏は時差がさらに大きくなります。

燃料の価格やアルコールの規制、さらには特定の種類の燃料が手に入るかどうかも、州境を越えると変わります。これまでいた場所ではなく、これから向かう先のルールを確認しましょう。

覚えておきたいこと
  • いくつかの州境に検疫の検問所
  • サマータイムの有無は州で分かれる
  • アルコール規制は地域で違う
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州境の手前で確認するチェックリスト

州境の手前では毎回、短いチェックリストで確認しましょう。検疫の対象になる青果、時刻の変更、給油、この先のアルコール規制、制限速度や牽引の制限の変化です。2分もあれば済み、州境でのトラブルはほとんど防げます。

電波が届くうちに、ルート上の各州・準州の道路当局のページを保存しておきましょう。ルールは変わるもので、現在の内容を正しく反映しているのは当局のページだけです。

迷ったときは、知っているなかでいちばん厳しいルールに従うのが安心です。現地の制限より慎重に運転して、違反になることはありません。

覚えておきたいこと
  • 州境ごとにチェックリストを確認
  • 電波があるうちに当局のページを保存
  • 2分の確認でトラブルの大半を防ぐ
MAP

ルート上のスポット

QueenslandVictoriaWestern AustraliaNorthern TerritorySouth Australia

出発前に確認

ルールや状況は変わります。出発前に公式情報と、目的の公園やキャンプ場のページをあらためて確認してください。

FAQ

よくある質問

オーストラリアの交通ルールは州によって違いますか?+

はい、旅行者が思っている以上に違います。制限速度、牽引の制限、携帯電話の使用に対する罰則、左車線の走行ルール(Keep Left)、海外の免許の扱いは、いずれも各州・準州が定めていて、州境を越えたその時点から適用されます。

オーストラリアで州によって特に違うルールは?+

牽引時の制限速度、自転車を追い越すときの最低間隔、レンタカーで未舗装路を走るときのルール、スクールゾーンの時間帯です。ほとんどの州では、ほかの州での違反による違反点数も居住州の免許に記録されますが、西オーストラリア州は記録しません。

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