ニューサウスウェールズ州の南海岸は、3連休の小旅行にも、ゆったり2週間の旅にも向いています。繁忙期を外せば、旅のリズムはシンプルです。少し走って、泳ぐか歩き、暗くなる前にキャンプ場に入ります。
シドニーからジャービス湾へ
シドニーを出るなら、ロイヤル国立公園(Royal National Park)を抜けるか、速い幹線道路で南へ向かいます。キアマ(Kiama)とショールヘイブン(Shoalhaven)は、ジャービス湾(Jervis Bay)周辺のビーチに着く前の食事休憩にちょうどいい場所です。
国立公園、自治体、民間のキャンプ場は、それぞれ予約の仕組みが違います。夏とイースターのサイトは早々に埋まります。
- ロイヤル国立公園
- キアマ
- ジャービス湾
ムラマラングからバーマグイへ
ムラマラング国立公園(Murramarang National Park)では、スポッテッドガムの森と小さなビーチが入り混じり、キャンプ場の周りには野生動物もやってきます。食料はきちんとしまい、カンガルーとは礼儀ある距離を保ちましょう。
燃料と食料品は、ベイトマンズ・ベイ(Batemans Bay)、モルヤ(Moruya)、ナルーマ(Narooma)で調達できます。人の少ない南の海岸へ進む前に、バーマグイ(Bermagui)の小さな町でゆっくり一夜を過ごしましょう。
ミモザ・ロックスからイーデンへ
ミモザ・ロックス(Mimosa Rocks)には素朴で美しいキャンプ場がありますが、アクセス、水、設備は場所によって違います。乗り入れる前に、そのキャンプ場のページを確認しておきましょう。
旅の締めくくりはイーデン(Eden)周辺で。キャラバンパークや屋根のある宿泊施設があり、食料もまとめて補給できます。山火事や嵐の恐れがあるときは予定を柔軟に変え、公園内の道を無理に進まず幹線道路を使いましょう。
この旅のハイライト区間
ウーロンゴン(Wollongong)より南では、海岸がジャービス湾、ウラデュラ(Ulladulla)、ベイトマンズ・ベイ、サファイア・コーストへと開け、ビクトリア州境近くまで白砂のビーチと国立公園が続きます。イーデンまではおよそ500kmです。
ジャービス湾のハイアムズ・ビーチ(Hyams Beach)とブーデリー国立公園(Booderee National Park)には、世界でも指折りの白い砂浜があります。ブーデリーはレック・ベイ・アボリジナル・コミュニティ(Wreck Bay Aboriginal Community)と共同で管理されていて、ニューサウスウェールズ州の公園とは別に独自の入園料がかかります。
シドニーのすぐ南のグランド・パシフィック・ドライブ(Grand Pacific Drive)とシー・クリフ・ブリッジ(Sea Cliff Bridge)は、幹線道路を使わずに海沿いをゆっくり走り出すだけの価値があります。増える時間は1時間足らずで、州内でも指折りの短いドライブコースです。
- イーデンまで約500km
- ブーデリーは入園料が別
- シー・クリフ・ブリッジ経由で走る
国立公園のキャンプ場を予約する
この海岸のNSW National Parks(ニューサウスウェールズ州の国立公園局)のキャンプ場は、オンラインで予約します。人気のキャンプ場、特にムラマラングとブーデリーは、夏とスクールホリデー(学校の休暇期間)には数か月前に満員になります。予約なしで行って空いていることは、めったにありません。
多くの公園では、キャンプ料金とは別に車の入園料がかかります。いくつもの公園を回るなら、All Parks Pass(年間の入園パス)を買う価値があります。キャンプ場の予約に入園料が含まれているか確認しましょう。
繁忙期以外なら同じサイトも静かで、数日前でも空いていることがよくあります。このルートを気軽に回れるのは秋と春です。
- 夏のNSWの公園は数か月前に予約
- 車の入園料は別のことが多い
- 秋と春なら気軽に回れる
ビーチのカンガルーと野生動物
ムラマラングのペブリー・ビーチ(Pebbly Beach)とデポ・ビーチ(Depot Beach)は、砂浜にいるオオカンガルーで知られています。人に慣れていても、完全な野生動物です。大きなオスは危険なこともあるので、餌をやらず、距離を保ちましょう。
クジラの回遊は年に2回、この海岸を通ります。北上はおおむね5月〜7月、南下は9月〜11月です。イーデンではクジラ祭りが開かれ、岬の上から陸で眺めるホエールウォッチングも本当に見応えがあります。
海岸沿いにはアザラシ、イルカ、コガタペンギンもいます。ナルーマ沖のモンタギュー島(Montague Island)では、アザラシのコロニーとペンギンの営巣地を訪ねるツアーがあります。ツアーは天候しだいです。
- カンガルーに餌をやらない
- クジラは5月〜7月、そして9月〜11月
- アザラシならモンタギュー島
この海岸で山火事に備える
南海岸は2019〜2020年の山火事で深刻な被害を受け、夏は今も危険度の高い地域です。火災危険度(Fire Danger Rating)は公園の入口や道路沿いの標識に掲示され、夏には全面火気禁止(Total Fire Ban)がよく出されます。
「壊滅的(Catastrophic)」の日にどう動くか、計画を立てておきましょう。たいていは、その場にとどまるのではなく早めに避難することを意味します。森の中のキャンプ場は最も危険な場所のひとつで、火の手が広がり始めると道路はすぐに閉鎖されます。
Fires Near Meアプリか同様のアプリをダウンロードし、夏は毎日確認しましょう。この海岸には電波が不安定な区間があります。あとで調べればいいと思わず、電波があるうちに確認しておきましょう。
- 火災危険度を毎日確認
- 「壊滅的」の日は早めに避難
- 電波が不安定なので事前に確認
カキ、乳製品、食の立ち寄り先
ベイトマンズ・ベイのクライド川(Clyde River)、パンブラ(Pambula)とワペンゴ(Wapengo)の河口は、国内でも指折りのカキの産地です。生産者から直接、レストランの数分の一の値段で買えます。
予定に組み込みたい食の立ち寄り先は、バーマグイ、セントラル・ティルバ(Central Tilba)、ミルトン(Milton)です。ティルバは昔の酪農の村がそのまま残る町、ミルトンはウラデュラとジャービス湾の間の拠点に便利な町です。
南端のイーデンにはキラー・ホエール博物館(Killer Whale Museum)があり、折り返し地点にも、ビクトリア州へ向かう途中の立ち寄り先にもなります。
NSW National Parksはキャンプ場の予約枠を一定期間先まで順次公開していて、夏の海沿いの人気サイトは、公開から数分で埋まります。
- カキは生産者から直接買う
- セントラル・ティルバは昔の村並み
- ミルトンは拠点に便利
ルート上のスポット
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



