ビクトリア州のハイカントリーには、舗装路のドライブから4WD車向けの荒れたトラック、その中間まで、あらゆる道がそろっています。ルートは、グループの中でいちばん走破性の低い車に合わせて組みましょう。

01

ブライトとマウント・バッファロー

給油、買い出し、天気予報の確認がいちばん手軽にできるのがブライト(Bright)です。マウント・バッファロー国立公園(Mount Buffalo National Park)では花崗岩の絶景が楽しめ、開いている時期にはレイク・カタニ(Lake Catani)の予約制キャンプ場に泊まれます。

高山の夜は、夏でも冷えることがあります。谷の天気予報が安定していそうでも、防寒具と雨具は持っていきましょう。

02

ハリエットビルからオメオへ

グレート・アルパイン・ロード(Great Alpine Road)は、ハリエットビル(Harrietville)とディナー・プレイン(Dinner Plain)を通って登り、オメオ(Omeo)へと下っていきます。舗装路ですが、天候や自転車、急カーブがあるので、スピードは出せません。

さらに奥地の道に挑む前に、オメオ周辺のホリデーパークか整備されたキャンプ場に泊まりましょう。通行止めや最近の嵐の被害について、地元で聞いておくと安心です。

覚えておきたいこと
  • ハリエットビル
  • ディナー・プレイン
  • オメオ
03

川辺のキャンプ場と季節限定の道

ハウクア・ヒルズ(Howqua Hills)をはじめとする川沿いの谷は、混み合うことがあり、設備も簡素で、洪水や山火事で閉鎖になることもあります。傷みにくい地面にテントを張り、天気が崩れてきたら川岸から離れましょう。

山のトラックの多くは、季節によって閉鎖されます。ゲートが閉まっていても、迂回路を探してよいという意味ではありません。

04

4WDトラックと季節閉鎖

ビリー・ゴート・ブラフ(Billy Goat Bluff)やブルー・ラグ・レンジ(Blue Rag Range)など、ハイカントリーの有名なトラックは4WD車専用で勾配がきつく、季節閉鎖になることもよくあります。季節ごとの道路閉鎖は、一般的に6月のクイーンズ・バースデー(Queen's Birthday)の週末から、11月のメルボルンカップ(Melbourne Cup)の週末までです。

ブライト、マウント・ビューティー(Mount Beauty)、オメオ、ダーゴ(Dargo)を通る舗装路は一年中通れて、4WD車がなくても素晴らしいキャンプ場にたどり着けます。この地域を楽しむのに4WD車が必要だと思い込まないでください。

トラックを計画する前に、Parks Victoria(ビクトリア州の公園管理局)の閉鎖リストを確認しましょう。季節閉鎖中の道を走ると罰金の対象になり、路面にも深刻なダメージを与えます。そもそも閉鎖されているのは、濡れると傷みやすい道だからです。

覚えておきたいこと
  • 季節閉鎖は6月〜11月
  • 舗装路でも良いキャンプ場へ行ける
  • 閉鎖中のトラックは罰金が高額
05

川と山小屋、牛飼いたちの歴史

高原には、かつて牛飼いたちが使った歴史ある山小屋が点在し、その多くをボランティア団体が維持しています。宿泊施設ではなく緊急時の避難小屋なので、備品を補充し、掃除をして、次の人が使える状態で残していくのが習わしです。

ミッタ・ミッタ川(Mitta Mitta)、オーブンズ川(Ovens)、ハウクア川(Howqua)には、どこにも素晴らしい川辺のキャンプ場があり、その多くは無料で先着順です。連休や夏はすぐに埋まり、アクセス路の難易度も場所によってまちまちです。

最も有名なのは、マウント・スターリング(Mount Stirling)へ向かう道沿いのクレイグズ・ハット(Craig's Hut)です。山火事のあとに再建された小屋で、ほどほどの運転でたどり着けます。山並みを見渡す眺めだけでも、寄り道する価値があります。

覚えておきたいこと
  • 山小屋は避難用で宿ではない
  • 川辺のサイトは連休に満杯
  • 眺めならクレイグズ・ハット
06

高山の天気と山火事のリスク

高原ではおおむね6月〜9月に雪が降り、それ以外の月に降ることもあります。夏でも高山の夜は寒く、天気も急に変わるため、ブライトの予報がどうであれ、暖かい重ね着を持っていきましょう。

夏はこの一帯で山火事の危険が深刻になり、ハイカントリーは何度も焼けてきました。火災危険度(Fire Danger Rating)は毎日確認しましょう。森の中のキャンプ場は避難場所に向かないことを頭に入れ、危険な日は早めにその場を離れてください。

夏は全面火気禁止(Total Fire Ban)がよく出され、固形燃料のバーベキューも含めて、裸火はすべて禁止になります。ガスコンロは一般的に使えるので持っていき、禁止の具体的な条件も確認しておきましょう。

覚えておきたいこと
  • 高山の夜は一年中寒い
  • 夏は毎日火災危険度を確認
  • 全面火気禁止の日はガスコンロ
07

ブライト、ビーチワース、レイルトレイル

拠点にするなら、各種サービスやブルワリーがそろうブライトが自然な選択です。マレー・トゥ・マウンテンズ・レイルトレイル(Murray to Mountains Rail Trail)も通っていて、ビーチワース(Beechworth)やワンガラッタ(Wangaratta)まで舗装されたサイクリングロードが続きます。自転車は気軽に借りられ、誰でも走りやすいコースです。

ブライトがいちばん輝くのは秋です。4月から5月にかけてヨーロッパ原産の落葉樹が色づき、オータム・フェスティバル(Autumn Festival)には大勢の人が訪れます。この時期の宿は、かなり早めに予約しておきましょう。

ビーチワースはゴールドラッシュ時代の面影がよく残る町で、ネッド・ケリー(Ned Kelly)ゆかりの歴史もあります。近くのミラワ(Milawa)では食とワインが楽しめます。2つを合わせれば、高山の道から少し外れて気軽に回れる2日間の周遊ルートになります。

覚えておきたいこと
  • レイルトレイルは誰でも走れる
  • 紅葉は4月〜5月
  • ゴールドラッシュの歴史ならビーチワース
08

フライフィッシングと川

ミッタ・ミッタ川、ハウクア川、デラタイト川(Delatite)、キング川(King)にはマスがいて、この地域はオーストラリア屈指のフライフィッシングの名所です。ビクトリア州のレクリエーション釣りライセンスが必要で、オンラインで簡単に買えます。

一部の水域では産卵を守るために禁漁期があり、一般的には冬です。ルールは水域ごとに違うので、釣りを始める前に、その川の最新ルールを確認しましょう。

気軽に行ける高山なら、マウント・バッファローです。台地の上まで舗装路で上がれて、花崗岩の岩峰や、たいていの人が歩けるコースがあります。

季節ごとの道路閉鎖は、Parks Victoriaが毎年発表しています。日程は状況によって年ごとに少しずつ変わるので、高山のトラックを計画する前に確認しておきましょう。

覚えておきたいこと
  • ビクトリア州では釣りライセンスが必要
  • 禁漁期は産卵を守るため
  • 川ごとにルールを確認
MAP

ルート上のスポット

BrightMount Buffalo National ParkHarrietvilleDinner PlainOmeoHowqua Hills

そのまま旅へ

立ち寄り先を保存して、旅全体を計画

保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。

アプリをダウンロード