パースからエスペランス(Esperance)への周遊は10日でも回れます。ただ2週間あれば、マーガレット・リバー(Margaret River)、カリの森、南海岸を、ただの給油地ではなく旅先として楽しめます。
パースから岬の一帯へ
バンバリー(Bunbury)を通って南へ走り、バッセルトン(Busselton)とマーガレット・リバーを目指します。キャラバンパークはたくさんありますが、国立公園のキャンプ場では予約、水、火気の状況にもっと気を配る必要があります。
ハメリン・ベイ(Hamelin Bay)と岬の一帯は吹きさらしで、風向きも変わりやすい場所です。何か月も前に全泊を決めてしまわず、予報に合わせて海岸のどちら側に泊まるか選びましょう。
カリの森からオールバニへ
ペンバートン(Pemberton)とウォルポール(Walpole)では、サーフィンの海に代わって、背の高い森、涼しい夜、曲がりくねった道が待っています。濡れた装備は乾かす時間をとり、日陰の区間では野生動物に気をつけましょう。
オールバニ(Albany)は2泊して態勢を立て直すのにうってつけの町で、歴史、海沿いの散策、食事、車の修理がそろっています。森が青々としていても、夏は山火事のシーズンです。
- ペンバートン
- ウォルポール
- オールバニ
エスペランスとケープ・ル・グラン
オールバニからエスペランスまでは、途中でひと休みを挟みたくなる長さです。ケープ・ル・グラン(Cape Le Grand)へは食料と水を持ち、公園内に泊まるならキャンプ場の予約を確定させてから向かいましょう。
ビーチに入る道があるからといって、どんな車でも砂浜を走れるとは限りません。舗装路を外れる前に、地元の状況、タイヤについての助言、レンタル契約の除外事項を確認しましょう。
ワイルドフラワーと季節
西オーストラリア州のワイルドフラワーのシーズンはおおむね8月〜11月で、時期が進むにつれて南へ移り、南西部は9月と10月が見頃です。地球上でも最大級の花の景観です。
春はクジラが通り過ぎる時期でもあり、気候も穏やかなので、この周遊にはいちばんの季節です。夏の内陸は暑く乾燥しますが、海沿いは快適なままです。
冬の南西部は雨が多く寒くなります。雨の森も美しいものの、キャンプの快適さはかなり落ち、未舗装路の一部は走りにくくなります。
- ワイルドフラワーは8月〜11月
- 見頃は9月と10月
- 春は花とクジラを両方楽しめる
カリの森と登れる木
ペンバートンとウォルポール周辺のカリの森には、世界でも指折りの背の高い広葉樹がそびえています。ウォルポール近くのバレー・オブ・ザ・ジャイアンツ・ツリートップ・ウォーク(Valley of the Giants Tree Top Walk)は、地上40mの樹冠の中を進む空中遊歩道です。
グロスター・ツリー(Gloucester Tree)とデイブ・エバンス・バイセンテニアル・ツリー(Dave Evans Bicentennial Tree)は、幹に打ち込まれた金属の杭を登っていく山火事の見張り台で、安全ハーネスはありません。本当に足元がむき出しなので、高い所に少しでも不安がある人には向きません。
ビードラップ滝(Beedelup Falls)とカリ・フォレスト・エクスプローラー(Karri Forest Explorer)のドライブコースが森の見どころを結び、途中にはキャンプ場がいくつかあります。繁忙期は西オーストラリア州の公園予約システムで予約しましょう。
- ウォルポールのツリートップ・ウォーク
- 登れる木にハーネスはない
- 春は西オーストラリア州の公園を予約
マーガレット・リバーと海岸
マーガレット・リバーはワインの産地ですが、ここでキャンプする理由は海岸線にあります。サーフポイントが連なり、石灰岩の洞窟があり、2つの灯台を結ぶ123kmのケープ・トゥ・ケープ・トラック(Cape to Cape Track)が延びています。
ジュエル(Jewel)、レイク(Lake)、マンモス(Mammoth)の洞窟は入場券が別々なので、全部回るより選んで訪れるのがおすすめです。ヤリンガップ(Yallingup)近くのンギルギ洞窟(Ngilgi Cave)が、いちばん気軽に行けます。
ワイナリーのセラードアでは、試飲が有料で、ワインを買えばその分が代金から差し引かれる形がよくあります。見た目より距離があるので、ワイナリー巡りを自転車でするのは現実的ではありません。しっかり試飲したいならツアーを使いましょう。
- ケープ・トゥ・ケープ・トラックは123km
- 洞窟は1つか2つに絞る
- ワイナリーは離れていて自転車は無理
サメ、離岸流、安全に泳ぐために
南西部の海岸は本格的な波と強い離岸流があり、ライフセーバーのいないビーチも多くあります。旗があるビーチでは旗の間で泳ぎ、旗がない場所では、そもそも海に入るかどうかを慎重に判断しましょう。
この海岸にはホホジロザメがいて、事故も起きています。現実的な対策は、夜明け、夕暮れ、濁った水を避けること、1人で泳がないこと、そしてビーチの閉鎖には文句を言わず従うことです。
サメよりも離岸流のほうが、はるかに多くのトラブルを起こしています。流されたら流れに逆らって泳がず、引き込まれる力から抜けるまで浜と平行に泳ぐか、浮いて合図を送り助けを求めましょう。
- ライフセーバーのいないビーチが多い
- 夜明け、夕暮れ、濁った水は避ける
- 離岸流は浜と平行に泳いで抜ける
オールバニと南海岸
オールバニには、国内でも指折りの博物館ナショナル・アンザック・センター(National Anzac Centre)があり、近くの花崗岩の海岸にはギャップ(Gap)とナチュラル・ブリッジ(Natural Bridge)があります。トーンディラップ半島(Torndirrup)は吹きさらしで、壮観です。
オールバニとペンバートンの間のデンマーク(Denmark)とウォルポールには、バレー・オブ・ザ・ジャイアンツと、花崗岩の巨岩に守られた穏やかな遊泳場グリーンズ・プール(Greens Pool)があります。この海岸はマーガレット・リバー側より涼しく、雨も多めです。
パース側で周遊の起点と終点になるのが、フリーマントル(Fremantle)とロットネスト島(Rottnest Island)です。ロットネスト島は車の乗り入れがない島で、フェリーで日帰りできます。
ワイルドフラワーの時期は、降水量によって毎年ずれます。春の旅を計画するときは、決まった日付を当てにせず、最新の開花情報を確認しましょう。
- オールバニのナショナル・アンザック・センター
- グリーンズ・プールは穏やかな遊泳場
- 南海岸は涼しく雨が多い
ルート上のスポット
そのまま旅へ
立ち寄り先を保存して、旅全体を計画
保存したスポットから順路を組み、距離を計算し、日付、メモ、やることリストもまとめておけます。



